尾山監督ノート〜真の勝利の野球とは〜

  • 2018.11.15 Thursday
  • 12:16

 すっかり秋本番。朝晩はだいぶ冷えてきましたね。わがチームの残り試合もあとわずかとなってきました。

 不定期掲載尾山監督ノート。今回は「真の勝利の野球とは。」とのテーマでいただきました。監督がいつも子どもの人生までに考えてくださっていることに感謝です。

 

『真の勝利の野球とは』

 

  私たちの中で自らの立つ足元をしっかり見つめて生きている人が一体どれだけいるだろうか?野球を通じて本当の自己の生き方を模索し、押しつぶされない個性を創り上げて巣立っていく少年が本当にどれくらいいるのだろうか?

 

 自分が監督として振り返ってみても、その責任の大きさを痛感せざるを得ない。”親が悪い”、”世間が悪い”と言ってしまえば簡単である。それは当事者でありながら傍観者の態度を取る、あまりにも無責任な言動ではないか…。少年・子どもたちの生活の周辺には”甘え”が充満し生きることの原点に立った思考が行われにくい現状が濃厚に漂っている。”甘え”をいかに廃し人間として生きることの展望をいかに切り開いていけるかが少年・子どもたちだけでなく私たち指導者に課せられた大きな課題である。

 

 少年野球にも必ず勝ち負けがある。勝つために努力することが”目標”であり、人として成長することが”目的”である。

 勝つために技術的優劣で子どもたちを評価しなければいけない指導者の辛さがあるが、最終的には子どもたちの人間的成長を優先することが最小限のモラルであると私は思う。

 

 野球は子どもたち一人ひとりの成長のためであり、どんなに小さくても彼らの人生に希望と勇気をもたらすものでなければならない。野球の中には人生があり、野球には人生に通じる大切な知恵が無数に含まれている。

 

 ボールを投げ、捕り、打つことがどんなに下手であっても、人生の喜びや悲しみを懸命に求めようとする少年であるならば、それは立派な部員として部の中にしっかりとした位置、居場所を与えてやらなければいけない。

 それが、少年野球という育成の場に他ならない。

 

 一人ひとりの小さな気持ちに注目し、そこから豊かな心と人生の讃歌を導き出そうとする野球ならば、それはいつの日か必ずいろいろなな場で開花するであろう。試合の勝ち負けを越えた”真の勝利の野球”なのだと私は固く信じている。

 

 

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